赤ちゃんに保湿しなかったことを後悔…。
むかしむかし「赤ちゃんに保湿をしなくても大丈夫だよ」という嘘の教えがありました。
それを信じた母親が赤ちゃんの肌荒れが悪化して後悔したという経験談がありました。
「子どもの肌の一生を決める 0歳からのスキンケア」この著書は息子が生まれる前に読みました。
私はスキンケアって何?という男でした。
自分で保湿をしたこともないですし、日焼け止めなんて「女性じゃあるまいし」ってなぐらい。
ですがこの著書と出会い、生まれた息子への保湿や日焼け止めは徹底するぐらい変わりました。
むしろ最近は自身にも保湿剤や日焼け止めは必ず行っています。
そんな私を変えてしまった著書「子どもの肌の一生を決める 0歳からのスキンケア」心に残った感想をまとめて、私が息子に実践していることを紹介します。
「0歳からのスキンケア」は誰が書いてるの?
付箋がいっぱい!産前は読み込んだのを覚えています。
著者は皮膚科・内科医でもある 友利 新(ともりあらた)先生、現在は3人の子供の母でもあります。
2016年にはベストマザー賞も受賞されています。
本の内容は皮膚科・内科医の先生でもあるので、皮膚のメカニズムから医学的根拠に基づき「なぜ0歳からスキンケアが大切か」と一般人にもわかりやすく書かれています。
それと自身の育児経験から「母親目線」で書かれていることもあり説得力があります。
私が好きな文頭の言葉があります。
「0歳からのスキンケア」それは親が子供へ贈る、最初のプレゼント
この言葉には惹かれるものがありました。
今からは私が本を読んで学んだことを書きます。
知っておきたいスキンケアの3ヶ条
- 清潔(洗う)
- 保湿(補う)
- 紫外線予防(守る)
この3つのことがスキンケアの3ヶ条になります。
基本的にスキンケアはこれができていれば十分なのです。
少し皮膚の話をしますが、皮膚は体全体を覆う最大の臓器と言われています。
臓器と言われているので心臓や肝臓や腎臓などと同じように重要な部位ととらえなければいけません。
皮膚(肌)の役割は3つの機能がある
- バリア機能:外的刺激から(紫外線・乾燥・アレルギー物質など)体内の器官や水分を守ること
- 免疫機能:体内に侵入した細菌や異物を皮脂や汗などで排出すること
- 体温調節機能:汗をかいて体温を一定に保つこと
皮膚には体を正常に保つ為に上記の3つの重要な役割(機能)があるのです。
皮膚(肌)スキンケアは、この3つの機能が正常に行える様にサポートするという考え方で良いです。
赤ちゃんの保湿の必要性は0歳から必要
新生児は生まれてから胎脂という脂に守られています。
胎脂は生まれてから24時間後に徐々に減少し48時間ともなればなくなります。
そうなるとバリア機能が不安定な新生児は外的刺激にさらされ肌トラブルをおこすことになるのです。
2歳までの皮膚は大人なの1/2~1/3の薄さと言われています。
それがどうゆう事かと言いますと、皮膚の3つの機能が非常に不安定(デリケート)ということです。
不安定と言うことは正常に機能しないことや能力が非常に弱いということです。
それが要因となり外的刺激が原因で赤ちゃんは肌トラブルがおきやすいのです。
なので皮膚(肌)スキンケアは、この3つの機能が正常に行える様にサポートする必要があるのです。
本書で友利先生はいつからスキンケアが必要か?と言う問いに対して「できるだけ早く」を答えにしています。
ですので私は息子に対して産後からスキンケアを徹底しています。
オーガニックや自然派のスキンケアグッズは安心か?
妻も私もオーガニックという言葉が好きです。
農薬や化学肥料を使っていない有機栽培によって作られたものだけを使用!
オーガニックなら安心なの?
オーガニックや自然派コスメと言っても安心はできません。
その理由は以下の2つがあります。
抽出された成分がパワフル:これは農薬や化学肥料を使っておらず育った植物などは成分パワーが強いことがあります。植物の多くはアレルギーを誘発する可能性はあります。植物に含まれている成分の一つ一つが強くなっていることがあるのでアレルギー反応をおこすことは考えられます。
商品そのものに天然成分が少ない:配合されている天然成分が少量の場合もあります。これは商品裏面に記載されている成分配合表を確認するしかありません。
0歳から日焼け止めは必要なの?
結論から言いますが必要です。
スキンケアの基本である紫外線予防(守る)の部分になります。
大前提に赤ちゃんも日焼け止めよりも日焼けの方が肌に負担がかかります。
知っておきたい紫外線には3つの種類がありますので説明します。
知ってる?紫外線の3つの種類
- 紫外線UVA
UVBよりはパワーは弱いですが、じわじわ肌を傷つけます。肌の乾燥を引き起こす原因となります。
- 紫外線UVB
非常にパワーの強いものになります。いわゆる「火傷のような」日焼け(サンバーン)をしたことがあると思いますが、それはUVBによるものです。肌のバリア機能を破壊してきます。
- 紫外線UVC
UVCはオゾンを通過できないので地上までは届きません。気にしなくて良いです。
0歳からの日焼け止めを選ぶ|気をつけたい3つのポイント
- 年齢に応じたベビー用であること
- SPF値がクリアしていること
- 石鹸で落ちること
とくに3つのポイントをおさえて購入しましょう。
石鹸で落ちることについては事前に親が試せばよいです。
それよりSPFって何?
SPFってなに?
SPFとはUVBに対する防御の効果指数と呼ばれるものになります。
非常に強いUVBに対して防御効果を0~50+の表記で表しています。
ちなみに数値が高い方が防御力が強いです。
【50+】これがMAX防御力
余談でPAもあります。
PAとはUVAに対する防御の効果指数と呼ばれるものになります。
こちらは4段階を+のみで表記しています。+が多い方が防御力が高いです。
【++++】これがMAX防御力
2歳未満日焼け対策
- UVカットの長袖
- UVカットの帽子
- ベビーカーなどの遮光
- 日焼け止めSPF10~20を目安
2歳児未満は活動範囲が狭いので、遮光対策をメインにして、日焼け止めはSPFは10~20程度を目安にするのがオススメです。
2歳以上日焼け対策
- UVカットの長袖
- UVカットの帽子
- 日焼け止めSPF30~50を目安
2歳児以上は活動範囲が広がりますので、遮光対策はなかなか通用しません。
しっかり日焼け止めを塗ってあげることをオススメします。
0歳から虫除けスプレーは必要?
結論から言いますが0歳でも虫除けは必要です。
但し注意点があります。
なので乳幼児はアロマ由来の虫除けを使用することをオススメします。
蚊はレモンやハーブの香りを嫌います。
この成分なら赤ちゃんにはオススメです。
参考までに私が息子に使っている虫除けスプレーですが、妊婦さんや生後6ヶ月から使える天然成分100%です。
息子に0歳からスキンケア(保湿)をしてわかったこと
息子が生まれてから息子に対するスキンケアを徹底してきて、そんな息子も2歳を過ぎました。
2歳の息子は「パパ!クリーム塗って」と自ら言うようになりました。
毎日全身にベビーローションを塗り続けてきたおかげです。(ちなみに頭皮にも塗ってます)
そして結果的に今まで大きな肌トラブルはありませんでした。
もちろんちょっとした湿疹や汗疹、おむつかぶれはありますがすぐに治っています。
0歳から息子にスキンケアを実践してわかったことは
- 大きな肌トラブルはおきなかった
- 2歳になれば自ら保湿剤を塗ってと言う
- 子どもを肌トラブルから守れた親の満足感
【まとめ】赤ちゃんに保湿をしなかったことを後悔する前に出会いたいスキンケア
私は「0歳からのスキンケア」を読んでスキンケアの本質や大切さを学びました。
さらにスキンケアも知らなかった男がスキンケアにうるさい男になってしまったんです。
スキンケアは0歳からが理想ではありますが何歳からでも良いです。
とにかく赤ちゃんから保湿を徹底してすることが肌トラブル回避の基本となります。
そして皆さんもお子様の最初のプレゼントをして下さい。
「0歳からのスキンケア」それは親が子供へ贈る、最初のプレゼント
友利先生考案のベビースキンケア用品使用感想↓