【解決する悩み】
- 幼児教室は意味ないのか?
- 幼児教室へ通う効果はあるの?
果たして幼児教室へ通うのは意味ないのでしょうか?
【ヘックマンの著書を簡単にまとめると】
非認知能力が優れている人は経済的にも社会的に成功しており学力も高い。
その要因は遺伝ではなく5歳6歳頃の環境、幼児教育(小学校就学前教育)が影響すると説いています。
要するに、乳幼児期からの教育は「教育を受けている子」と「教育を受けていない子」を比較すると「教育を受けている子」の方が将来的に非認知能力が高く、社会的にも学力的にも成功するということです。
これは幼児教室へ通うことは無駄ではない!と言っているのに等しいです。
ノーベル経済学賞受賞をされているヘックマン教授の著書は世界的に評価されていますし納得できる内容です。
※親なら一度は読んでほしい!とても読みやすい著書です。
それでも幼児教室へ通うことは意味ないと言われる方はいますので、まずはその方たちの言い分を紹介します。
幼児教室が意味ないと言われる理由

幼児教室は意味ない!と言っている方達の多くは「費用に対して、子どもの能力の変化を感じない」と言っています。
この理由が根幹にあり、幼児教室へ通うことは意味ないと発言している方々が多くいました。
確かに乳幼児が幼児教室に通うことは、金銭面だったり送迎や付き添いなど多くの労力がかかります。
とくに乳幼児期の幼児教室は目に見えるほど子どもの能力が変化するかと言われても、実際よくわからなかったりします。
親はそれに見合う価値はあるのか?と思う気持ちもわかります。
また幼児教室や習い事の情報をSNSで収集しようとしても、結局n=1でその家庭環境だったり、その子の性格などもあり「ん~」となる気持ちもわかります。
結局は目に見えて効果を感じるものではないことが多いので幼児教育や幼児教室は意味ない!と言う方がいるのです。
幼児教育は無駄ではない世界的なエビデンス

幼児教育は子どもの能力開発(認知能力と非認知能力)に効果があると世界的に有名な研究データ(ペリー就学前プロジェクト・アベセダリアンプロジェクト)があります。
その結果をもちいながらヘックマン教授が証明されています。
【世界的なエビデンスについて】
ペリー就学前プロジェクトとアベセダリアンプロジェクトの詳細な研究はここでは省きます。
ですがこの2つの研究データを簡単に説明すると、幼少期の環境を豊かにすることが認知能力と非認知能力の両方に影響を与え、学業や働きぶりや社会的行動に肯定的な結果をもたらすことを示した研究データになっています。
2つの研究データは無作為割り当てを使用し、子どもが成人するまで追跡調査をしたことから、きわめて意義深く信頼性が高いとされています。
さらにヘックマン教授は経済学的に就学前の子どもに対する100円の投資が将来6000円~3万円の価値になると言っています。
子どもに対する能力開発(非認知能力など)投資は高校や大学ではなく就学前の低年齢時期にするのが最も費用対効果が高いと言われているんです。著書もわかりやすく詳細に書かれているので読みやすくおすすめです。
幼児教室は2つのタイプで考える

幼児教育に十分効果があるとわかったことで、ここからはそんな幼児が通える幼児教室を説明していきます。
ここでは2つのタイプに分けて幼児教室を紹介します。
- 受験を視野に入れていない幼児教室
- 受験を視野に入れた幼児教室
受験を視野に入れていない幼児教室
受験を視野に入れていない幼児教室は様々なジャンルの教室があります。
- 運動系の幼児教室
- 音楽系の幼児教室
- 芸術系の幼児教室
- 武道系の幼児教室
例えば運動系の教室ではスイミングや体操教室、バレエやダンスなどが有名どころでしょう。
また音楽系の教室ではピアノやバイオリンなどが人気です。
さらに芸術系では絵画や造形などができるアトリエ教室などもあります。
武道系の教室では心身を鍛える空手も人気があります。
受験を視野に入れた幼児教室
幼稚園受験や小学校受験を目的にした教室もあります。
こちらの幼児教室も目的がはっきりしていますので、幼稚園受験や小学校受験を考えているご家庭には必要不可欠な幼児教室になります。
【注意】こんな考えの親は幼児教室はやめた方がよい

そもそもどんな幼児教室であっても幼児を通わせることになるのは親の影響です。
親の考えがなければ幼児教室へ通うということはありません。
※今から紹介することがあてはまる方は幼児教室へ通うのはやめた方がよいです。
幼児教室に通って無意味だと感じそうなら通わせない
そもそも「幼児教室に通っても無意味だな」と少しでも感じそうなら通わせない方がよいです。
このような方は子どもが幼児教室に通い、結果的に上手く行かなかったり結果が伴わなかったときに他人のせいにする方が多いからです。
このマインドの方は「教室のせい」「先生のせい」「子どものせい」にするタイプが多いです。
自分の子どもと他人の子どもを比較する
例えば、同じ教室に通っていて自分の子より他人の子が上手くできていたりするのが気になり過ぎる方は要注意です。
そんな方は我が子に対する接し方にも「比較する」ことが態度に現れやすく、子どもは察してしまいます。
子どもはどんどん教室に行くのが嫌になりますし、親の顔色ばかり気にするようになります。
幼児教室に通わせることが負担に感じるならやめた方がよい
幼児教室に通わせることが負担に感じるならやめた方がよいです。
人間は負担に感じていることは態度に現れやすく子どもは察してしまいます。
親が金銭面や送り迎えなどいろいろ負担に感じて、イライラしていると親の機嫌を気にしたりどんどん子どもを苦しめていきます。
4歳息子。今日は朝から数学図形教室で思考テストなるものがある。65分問8問。どんな問題なのか不明だが、今までの集中力や、やり抜く力で乗り越えてほしい。その後はテントでピクニックをする約束をしているからやる気は問題ない。幼児期は上手く『やる気』のコントロールをするのが親のサポート力だな
— れんし@知育大好きパパ (@Rennshi2) March 12, 2022
こんな感じで幼児教室に通うのが楽しい雰囲気やサポートを上手にする努力をすることが大切です。息子が幼児教室(習い事)に行くときは私も妻も息子の「やる気」を高めたり、引き出すことを会話や行動で意識しています。
【まとめ】幼児教室は無駄ではない!

幼児教室は無駄ではありません。
幼児も経験や体験することで子どもの能力(認知能力と非認知能力)は将来的に高くなります。
現在、幼児教室に通っている方も目先の結果を求めず、親子で楽しく幼児教室へ通うことを目標にしましょう。
息子は1歳終わり頃から数学図形教室に通っている。最初は45分1コマを付き添い見守っていた。そりゅ集中できないよね。2歳頃から集中できるようになり、付き添いはいらなくなった。3歳頃後半は1コマが足りない発言もあった。4歳になって2コマ90分をさらっとこなす息子を見ていると感慨深いものがある。
— れんし@知育大好きパパ (@Rennshi2) March 19, 2022
上のツイートで言いたいことは、息子の2歳3歳頃は目に見えて幼児教室へ通うことでの能力上昇はあまり感じることはなかったのですが、4歳頃になって積み重ねてきたことが90分集中して授業を受けれるまでに成長したことは肌で感じています。
幼児教室は大きく分けて2つです。
- 幼稚園受験や小学校受験を視野に入れた能力開発(認知能力と非認知能力)や所作・行動を指導する幼児教室。
- 受験を視野に入れず、運動・芸術・音楽・武道などを中心とした幼児教室。
まずは目的をはっきりさせて幼児教室(習い事)の体験に行ってみることをお勧めします。
幼児教育は意味ない!という方を説得したいならこちらの著書を読むと幼少期の環境がいかに大切かわかります。


















