図鑑のNEO、LIVE、MOVEはどれを買ったらいいの?
この悩みはよく目にする悩みです。
以前の私もそうでした。
息子が2歳ぐらいのとき「そろそろ図鑑を買おうかな」と思って調べたら、小学館NEO、学研LIVE、講談社MOVE、その他、いろいろありました。
え?図鑑はどれがいいの?
まさにこんな感じでした。
今では息子も5歳となり我が家には様々な図鑑があります。
「恐竜」に至っては図鑑大手3社(NEO・LIVE・MOVE)を購入しています。
これから図鑑の購入を考えている方の参考になるようにしっかり比較してお伝えします。
図鑑大手3社(NEO・LIVE・MOVE)図鑑内容で比較
図鑑内容で図鑑大手3社を比較した場合、基本的にはどのメーカーも変わりないです。
ですがあえて私が感じた差を誇張してお伝えします。
【小学館の図鑑NEOの図鑑内容について】
小学館の図鑑NEOの図鑑内容は「標本型」と「躍動型」が合わさったバランスが良い図鑑です。
「標本型」というのは、昆虫であれば多くの昆虫が記載されているということで、情報量としては多くの情報が得られます。
「躍動型」というのは、動物であれば写真などで躍動感ある動物の姿がわかるデザインや写真が載っているということです。
躍動感ある写真などが載っている図鑑は、見る側が楽しくなりますし、退屈にならない良さがあります。
小学館の図鑑NEOの図鑑は、標本型で情報量もしっかりあり、なおかつ躍動感のあるデザインも兼ね備えているのでバランスの良い図鑑となっています。
【学研の図鑑LIVEの図鑑内容について】
学研の図鑑LIVEの図鑑内容は3社で比較した場合「標本型」の図鑑です。
ということは情報量は多くあり、私の経験ですが昆虫図鑑で他2社で調べて見つからない昆虫が、学研の図鑑LIVEには載っていたという経験があります。
図鑑のデザインでは他社より躍動感が劣る部分はありますが、スマホアプリと図鑑を連動することで3Dで見れるように楽しめて飽きさせない工夫がされています。
【講談社の動く図鑑MOVEの図鑑内容について】
講談社の動く図鑑MOVEの図鑑内容は「躍動型」の図鑑です。
躍動型の図鑑は大きく1ページに動物の写真などを記載するデザインが他社より多いです。
1ページまるッとライオンの顔写真だったりするので図鑑の情報量は他社より劣る部分はあります。
ですが躍動感があるので見る側は楽しく見れます。
【図鑑内容についてまとめ】
正直、図鑑内容はどのメーカーもあまり変わりないと思います。
だけど、あえて差をつけた印象をお話しすると
小学館の図鑑NEOは「標本型」+「躍動型」を兼ね備えたバランスの良い図鑑なので幼児から小学生の幅広い年齢に良いと思います。
学研の図鑑LIVEは「標本型」で情報量が多い図鑑なので小学生ぐらいの年齢に良いと思います。
講談社の動く図鑑MOVEは「躍動型」で情報量が少ないけど、見たくなる引き付けられる躍動感がある図鑑なので幼児に良いと思います。
図鑑大手3社(NEO・LIVE・MOVE)DVD内容で比較
DVD内容で図鑑大手3社を比較した場合、講談社の動く図鑑MOVEが1番オリジナリティーがあるのでおすすめです。
その理由をお伝えします。
【小学館の図鑑NEOのDVDについて】
小学館の図鑑NEOのDVD内容は、まずドラえもんとのび太くんが司会進行しながら面白く作られています。
ドラえもんというだけで子どもを引き付けます。
DVDの内容は海外の映像(BBCなど)を集めて編集していると記載されていますので、どこかで観たことがある映像はあります。
ただDVDはドラえもんとのび太くんで面白くなっていてクオリティが高いです。
【学研の図鑑LIVEのDVDについて】
学研の図鑑LIVEのDVD内容は、図鑑によってクオリティのばらつきがあります。
学研の図鑑をいくつか購入して思うことは旧版図鑑はBBCの映像多めで、新版はオリジナル制作になってきている。
ただ全体的な評価としてBBCから集めた映像が多くあるものもあれば、オリジナル制作は他社より面白さにかける映像編集になっていたりもします。
【講談社の図鑑MOVEのDVDについて】
講談社の動く図鑑MOVEのDVD内容は、すべてNHKエンタープライズで制作されているためかクオリティが高いです。
海外のBBC(英国放送協会)ではなく、日本のNHKの力で作られたDVDになるので、当然BBC感はなく(BBCの映像を見慣れているとBBC感がわかるようになる)個人的に好きな映像が多いです。
どのDVDもクオリティは高いです。
【図鑑DVDについてまとめ】
DVD内容で図鑑大手3社(NEO・LIVE・MOVE)を比較してみるとわかりますが、小学館の図鑑NEOや学研の図鑑LIVEは海外のBBC(英国放送協会)映像コンテンツを多く使用しているのでオリジナリティはやや劣るのではないでしょうか。
それに比べて講談社の動く図鑑MOVEのDVDはNHKエンタープライズが制作しているので、他社と比べてNHK独自の映像コンテンツを使えるのでオリジナリティが高く感じます。
5歳の息子は講談社の動く図鑑MOVEのDVDが1番好きです。
小学館の図鑑NEOが向いている方
小学館の図鑑は標本型と躍動型のバランスがとれている図鑑です。
標本型は情報量が多いですし、躍動型は見ていて楽しい両方がバランスよく感じられる図鑑です。
さらにDVDではドラえもんがとのび太くんが面白く楽しく、飽きさせないような司会進行をしてくれますので楽しく見れます。
図鑑に興味がない子でもドラえもんが好きな子は図鑑が好きになる入口になるかもしれません。
小学館の図鑑で個人的におすすめなのが「はじめての絵画」です。
学研の図鑑LIVEが向いている方
学研の図鑑LIVEは一言でいうと標本型の図鑑で情報量が多いです。
例えば、昆虫など多くの種類を図鑑で見たかったり、探したりする場合は学研の図鑑LIVEがおすすめです。
私の経験で息子と講談社の動く図鑑MOVEで「珍しい蝶々」を探していたら見つからず、学研の図鑑LIVEで探したらみつかった経験があります。
多くの情報を得たい方には学研の図鑑LIVEが合うのではないでしょうか。
さらにスマホで楽しめる3D画像や、DVDもスマホで観れるのが他社との差別化にもなっています。
スマホアプリを使い自宅で撮影したもの
【学研しかできない】
さらに学研のDVDはアプリを使ってスマホで観れます。
スマホなどで図鑑DVDを視聴したい方は学研がおすすめです。
また学研の図鑑で個人的におすすめなのが「めくって学べるシリーズ」「さわって学べるシリーズ」です。
講談社の動く図鑑MOVEが向いている方
講談社の動く図鑑MOVEは、小学館の図鑑NEOと学研の図鑑LIVEと比べて図鑑内容の情報量は少ないと感じています。
情報量が少ないというのは、「恐竜」であれば記載されている恐竜の数が少ないということです。
図鑑なのに情報量が少ないのは致命的ではないか。
そう思われることもありますが、情報量が多ければ良いというわけでもないということを私は伝えたい。
もちろん図鑑は辞典みたいな使い方として、探したいものを探す感覚で良いと思います。
ですがそれだけだと標本みたいな仕上がりになり「絵本を読むような感覚」にならないデザインになります。
それだと幼児は好みません。
私が思う講談社の動く図鑑MOVEは標本型の図鑑とは違い、絵本のような感覚で読める図鑑だと感じています。
要するに、幼児(幼い子)に合っている図鑑です。
もっと言えば幼児が楽しめる図鑑!それが講談社の図鑑MOVEです。
図鑑を読んで楽しむという感覚を子どもに与えたいと思っている方は、まずは講談社の図鑑MOVEを1冊購入してほしいです。
本格的な図鑑をはじめて子どもに与えるにあたり、すべての図鑑から厳選して1冊はじめて与えるなら講談社の動く図鑑「はじめてのずかん(みぢかないきもの)」です。
【まとめ】図鑑をメーカーで揃えるのはおすすめしない
子どもに図鑑を買おう!と意気込んでいるときはメーカーを揃えていっきに購入しようと考えている方も多いですが、その必要はないです。
もちろん自宅に図鑑を用意することは大切ですがメーカーを揃える必要はありません。
メーカーを揃えるメリットは統一感が出るだけだと、あらゆる図鑑を購入してきて感じています。
「このメーカーの図鑑が絶対良い!」なんてことはなく「このメーカーのこの図鑑は良い!」みたいな限定的にはあります。
各社、それぞれ個性のある素晴らしい図鑑ばかりなので、少しずつ揃えたり子どもが好きな分野は違うメーカーの図鑑を購入したり、その時々で出会う図鑑を楽しむのがおすすめです。
興味があるときに子どもと一緒に図鑑を選び、購入する体験なんかも良いと思います。
はじめて本格的な図鑑を子どもに買ってあげようと考えている方は下の記事を一度読んでほしいです。
2歳3歳のお子様にではじめて図鑑を与えようと考えている方にお勧めする図鑑はこちら↓