【こちらの疑問を解決】
- 赤ちゃんや子どもにとって良いおもちゃの与え方は何なのか?
- 良いおもちゃの条件とは?
- おもちゃの与え方の注意点と落とし穴
赤ちゃんや子どもにとって良いおもちゃって何?
このようにおもちゃの選び方や与え方で悩む方は多いと思います。
私も息子が生まれ同じような疑問からおもちゃについて学ぶようになりました。
学んだことは、子どもはひとりひとり個性が違うように、おもちゃの選び方や与え方に正解はないことです。
ですが限りなく正解に近い、おもちゃの選び方や与え方はあるとわかりました。
赤ちゃんや子どもにとっておもちゃの良い与え方

赤ちゃんや子どもにとっておもちゃの良い与え方はあるの?
良い与え方はあります。この2点を抑えるだけでも良い与え方はできます。
- 子どもの発達段階にそったおもっちゃの与え方
- 遊びの構造化を展開できるおもちゃの与え方
子どもの発達段階にそったおもちゃの与え方
子どもの発達段階にそったおもちゃを与えることで発達成長をスムーズにサポートします。
わかりやすく赤ちゃんの発達段階にそって説明します。
赤ちゃんは「寝返り」⇒「ハイハイ」⇒「伝い歩き」⇒「歩く」このように発達成長していきます。
例えば、発達段階にそったおもちゃとは「伝え歩き」から「歩く」に行く段階で、自宅環境に「押し車おもちゃ」を用意しておくと、子どもは自然と「押し車おもちゃ」を使って遊ぶということです。
このように子どもの発達段階を事前に知っておくことは、発達にそった適切なタイミングでおもちゃを与えたり、どのようなおもちゃが必要か選定が出来るようになります。
遊びの構造化を展開できるおもちゃの与え方
遊びの構造化が展開できるおもちゃは子どもの能力を高める。
遊びは構造化の展開があることで、創造力や思考力、学びや探求心、知的好奇心が湧き出てきます。
いまいちピンとこないと思いますので具体的に積み木遊びで紹介します。
例えば、子どもが積み木遊びで積んだり並べたりしなが一つの遊びをしているとします。
そこから街作りに発展させたり、動物園を作ったり、さらにはあらゆるおもちゃを使って遊びを展開させたりする遊びに繋げていくことをさしています。
それには幼い頃に親が示してあげたり、遊べる環境がなければできません。
この写真は4歳半頃の息子が遊んでいる様子です。
積み木、組み木(くむくむ)レール電車、クーゲルバーン(球の道)、レゴクラシック、ワミー、ラキューなどを組み合わせて遊びながら彼の世界観を作り上げています。
4歳半でここまで遊び込めるのです。(信じられない方は私のTwitterをフォローして下さい。息子の遊びが日々見れます。れんしのTwitter)

このように一つの遊び(積み木)から展開できたり、組み合わせて遊べるおもちゃは赤ちゃんや子どもにとって良いおもちゃの与え方と言えます。
要するに、遊びの世界を広げれるおもちゃです。
良いおもちゃの条件とは何か?

おもちゃに良い条件とかはあるの?
- 動力を使っていないおもちゃ
- 単純なおもちゃ
- 本物(子どもに媚びない)のおもちゃ
- 子どもが試行錯誤できるおもちゃ
- 説明ぬきで遊べるおもちゃ
それぞれを詳しく説明していきます。
動力を使っていないおもちゃ
子どもが自らおもちゃに働きかける主体的意志により遊べるおもちゃが良いです。
例えば、動力を使っている電池や電気で動く「シンバルを叩くサルのおもちゃ」を思い浮かべます。
子どもは注目し追いかけたりします。
一見、子どもが興味を示して遊んでいるかのように見えますが実は違います。
子どもの内面には主体的な心の働きはないと言われています。
そのようなおもちゃの特徴はすぐに飽きてしまい、さらに集中力・思考力・創造力は育まれません。
デジタルではなくアナログなおもちゃが乳幼児期は良いです。
単純なおもちゃ
おもちゃが単純な仕掛けや形だからこそ子どもは主体的におもちゃに働きかけます。
単純な仕掛けや形のなかに、子どもは摩訶不思議や自然法則に関心を示します。
複雑になり過ぎると子どもの主体性・創造性・想像性は生まれてきません。
とくに単純なおもちゃは木製玩具に多くあります。
本物(子どもに媚びない)のおもちゃ
本物を与えるという意識を持つことの大切さ。
「子どもだからこれで良い!」と、いい加減なものを与えていないでしょうか?
子どもの知覚や認識、そして五感が白紙の状態だからこそ本物を与えなければなりません。
例えば、極端なことを言いますが、子どもにチューニングされていないピアノを与えるとします。
すると変な音階(環境)に接していると、子どもの音階感覚だって変になるのは当たり前なのです。
ここではピアノで例えましたが、ピアノを買えと言っているのではありません。
おもちゃでも、できるだけ質の良いものを環境に用意するということが乳幼児期の白紙の状態は大切ということです。
子どもが試行錯誤できるおもちゃ
試行錯誤から直接体験することの大切さ。
試行錯誤できるおもちゃの例として積み木をあげてみます。
積み木をどのように積めば高く積めるか。
これを論理的に説明することは簡単ですが、子どもはこの感覚を実体験で試行錯誤しながら繰り返しの中で発見や創造を覚えるのです。
試行錯誤できるおもちゃには発見や創造があるからこそ、子どもは繰り返し何度も遊び続けます。
説明ぬきで遊べるおもちゃ
説明書がないと遊べない子ども、説明書通りに遊ぶおもちゃ。
これはマニュアル人間の始まりです。
遊びにはルールがはあってもマニュアルはいりません。
そうならないためにも乳幼児期は自由度の高い積み木やブロックで遊び込んだり、木製玩具のような単純なおもちゃを環境に用意することがおすすめです。
気をつけたいおもちゃの与え方の注意点と落とし穴

気をつけたいおもちゃの与え方を少し紹介します。
「知育玩具」「○○教育玩具」「子どもが喜ぶ」これらの言葉には注意が必要です。
知育玩具や教育玩具には要注意
世の中には「知育」「教育」という名がつくものは商売になります。
最近のおもちゃには「知育玩具」「○○教育玩具」などという名で売られるものが多くあります。
その中には確かに良いものもあれば良くないものもあるので注意が必要です。
おもちゃはあくまでも道具(手段)として考えて、必要か必要でないかを見極める必要があります。
子どもが喜ぶからという落とし穴
「子どもが喜ぶから」この言葉には、その場しのぎの意味が多く込められていることがあります。
そのおもちゃは「良いおもちゃの条件」を満たしているのか。
少し考えておもちゃ選定をしてほしいです。
子どもが幼ければ幼いほど親が責任を持って、おもちゃを選定する必要があると思います。
おもちゃの与え方が学べるおすすめ本

おもちゃの与え方に関するおすすめ本を教えて!
おもちゃの与え方おすすめ本①【おもちゃの選び方与え方】

おもちゃの選び方与え方は1993年に発行された古い本ではありますが、現代の時代にこそ役立つ情報がたくさんあります。
各々いろんな分野からのおもちゃに対する考え方などがとても面白く、読者の引き出しをより一層広げてくれます。
ここで記載していることはこちらの著書を参考にもしています。
この1冊だけでもおもちゃの選び方や与え方について詳しくなれます。
この本をこちらの記事でも詳しく説明しています↓
おもちゃの与え方おすすめ本②【保育とおもちゃ】

子どもの発達段階と理想的なおもちゃの選び方・与え方が一覧表になっているのが最高にわかりやすくて見やすいです。
幼稚園教諭や保育士さん向けの著書でもあると思いますが、この1冊は持っておくと助かります。

付属の発達段階一覧表一部
この一覧表は0歳から6歳まで1枚で表にまとめられています。
ここでは一部しか掲載していませんが、この発達段階一覧表は本当におすすめです。
【まとめ】良いおもちゃの与え方は発達段階を理解することから

【ですが正解に近づけることはできます】
年齢や発達段階がどこにあるかで、今の時期に適しているかを見極めることはできます。
それから子どもが、そのおもちゃに興味を示すかなどは環境や親との関わり方でも変化してきます。
まずは環境を整えてあげることから始めてみるのが良いです。
乳幼児期の遊びこそが子どもの成長なのです。
まずは親がおもちゃなどについて学ぶこともおすすめです。

3歳息子木製玩具のある暮らしは創造の世界
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