うちの子供が積み木で遊ばないのはなんでかな?
こんな悩みを抱えている方に積み木が大好きな息子がいる私から経験で学んだことを、皆様のお役に立てるように解決策まで紹介します。

上の写真は4歳1ヶ月頃の息子の作品です。すべて息子が作っています。


2枚目3枚目もすべて4歳2ヶ月頃の息子の作品です。2枚目は平面的なお家作りの設計になっていますね。3枚目は塔とピラミッドを囲んだ作品らしいです。
皆様と同じで私も息子が生まれる前から積み木の知育効果から積み木をさせたいと思っていたので「積み木をやってほしい!」と思う気持ちはわかります。
そこで積み木好きな息子をもつ父である私が考える「子供が積み木で遊ばない理由」を解説し、さらに積み木で遊ぶようになる解決策を紹介します。
まずは積み木で遊ばない理由を知ることからです!
積み木で遊ばない理由8選を解説

積み木で遊ばない理由はいくつかあります。
まずは私が紹介する「8つの積み木で遊ばない理由」に当てはまっていないか確認してください。
- そもそも積み木のやり方や楽しさを知らない
- いろいろなおもちゃで溢れている
- 親の強制感がある
- 積み木を与えるタイミングがよくない
- 一時的に飽きているだけ
- 与える積み木がよくない
- 積み木の数が足りない
- 積み木にもの足りなさを感じている
これらの理由は「積み木で遊ばない」主な要因になります。
詳しく見ていきましょう!
そもそも積み木のやり方や楽しさを知らない
積み木のやり方や楽しさを知らないことが積み木で遊ばない理由の多くを占めます。
1歳2歳の子供はまだしっかり自我が目覚めていないので「嫌い」や「楽しくない」という気持ちはあまり発達していません。なので1歳2歳で「子供が積み木を嫌い」というのは違うので決めつけないで下さい。
はっきり言えば楽しさを知らないだけです。
【ここで質問です】
問)子供だけで積み木の遊び方や楽しさがわかると思いますか?
答)わかりません。
さらに十分に積み木の楽しさを伝えられているでしょうか?親子でしっかり積み木で遊び、積み木のやり方、楽しさを伝えていかないと子供は積み木のやり方、楽しさを知らないままです。そして積み木を目の前に置かれても遊ぶわけありません。
このような関りができないのであれば正直、子供が積み木好きになることは難しいです。この時点で諦めて下さい。
1歳2歳は積むことが楽しかったり、崩したり、舐めたり、投げたりで自分の思うように積み木に触れさせ、さらに親も楽しんでいる姿を見せてあげて下さい。
そうすることで、子供も積み木で遊ぶと親と遊べて楽しいと思うようになり、積み木遊びは楽しい!となります。
いろいろなおもちゃで溢れている
おもちゃが溢れていると子供は意識が散漫になり、あれこれいろいろなおもちゃで遊びだします。
子供にとっておもちゃで遊ぶことは成長でいいことですが、積み木や知育玩具で遊んでほしいと思っていますよね?それならば、おもちゃの与えすぎは考えましょう。
親の強制感がある
積み木で遊んでほしい!と思うばかり、親の押し付けが強くなりイヤイヤ子供が積み木をすることになる。
これは一番やってはいけないことです。
子供が「嫌だなぁ」と思うと「嫌い」に直結します。
この感覚を与えてしまうと積み木が嫌いになり、好きになることはないかもしれません。気をつける必要があります。
他のことも全て言えることです。
積み木を与えるタイミングがよくない
積み木にはいろいろな積み木があります。
ここでは詳しく紹介しませんが、材質、形、色、基尺、面取りなど積み木ひとつ決めるのに決めることが多く、積み木は奥が深いです。
積み木だけの話ではないのですが、おもちゃは子供に与えるタイミングを間違えると好きなものが嫌いになることもあるのです。
例えば、2歳以下の子供に3.3mmの積み木を積ませると面積が小さく、何回やっても自分の積みたいとこまで積めず、イライラして怒り簡単に積み木を嫌いになってしまいます。
与えるタイミングはとても大切になります。
「難しい」「できない」と子供が思うと「楽しくない」に繋がり「遊びたくない」になります。
【失敗しない積み木の選び方】基尺と将来性を考慮した選定を解説
一時的に飽きているだけ
子供はいろいろ興味を持つので一時的に飽きているだけなこともあります。
ずっと遊んでいたおもちゃで急に遊ばなくなったりします。新しいおもちゃにしばらくハマったり、古いおもちゃに再度ハマったりします。
ここで覚えておいてほしいのは
「子供はらせん状におもちゃで遊ぶ」
子供は一時的に飽きて他のことに興味がいくことがあります。必ず戻ってくるので遊んでほしいおもちゃは目に入りやすいところに置いておくと良いです。
与える積み木がよくない
与える積み木が良くないと遊ばないことがあります。
積み木の質が悪く積んでもすぐに崩れる。
これは重要な問題です。
子供が難しく感じたり、面白くないと思ってしまえば遊ばなくなります。一度、積み木を見直す必要があります。
積み木の数が足りない
積み木の数が足りないと子供のやる気を失います。
子供に積み木が足りないと思わせたらよくありません。
一度でも、足りないと思わせるとそれ以上遊ばなくなり、違うおもちゃに興味を示すようになり積み木で遊ばなくなります。
本格的に積み木で遊ばせるなら年齢×100個の積み木が必要になります。
例)2歳なら2×100で200個の積み木
1歳2歳頃は立方体や長方形の積み木で十分です。いわゆるレンガ積み木と言われるものです。それ以外の円柱や三角積み木は難易度が上がるので個人的に必要ないと思います。レンガ積み木で十分遊べるようになったら、様々な形の積み木を買い足すのが良いと思っています。
積み木にもの足りなさを感じている
積み木にもの足りなさを感じると遊ばなくなります。
年齢が低ければ低いほど単純な積み木遊びで楽しんでくれます。舐めたり、投げたり、積んだり、崩したり、並べたり、創造で色々なものに見立てたりします。
ですが年齢が3歳を越えてくると、その様な積み木遊びでは満足しなくなります。
【改善策あり】童具館の積み木で遊ばない理由を解説

「童具館の積み木で遊ばない」このような声が聞かれます。
童具館には「WAKU-BLOCKシリーズ」「積木のいろは」がありますね。私も和久洋三さんが大好きでWAKU-BLOCKシリーズは持っています。息子が1歳の頃に購入しましたが上手に遊ばなかったので収納して3歳まで使っていません。
このようにタイミングを見定めることも必要です。
そこで私の経験からお話します。
童具館の積み木で遊ばない理由
最初からレンガ積み木以外を購入すると失敗するケースがあります。
なぜか?
子供は色々な大きさや形があると迷いさらに積んだりするときに難しさを感じます。
子供は難しさを感じると楽しくない、面白くない、やりたくない、嫌いなど発展していき遊ばない理由になります。
レンガ積み木以外を購入していないでしょうか?
形が様々なものは1歳2歳の子供を混乱させるので見直す必要があります。経験的に3歳ぐらいから様々な積み木を使うのが良いかもしれません。
童具館の積み木で遊ばせるポイント
積み木があまり上手でない時期は、直方体と立方体のみのレンガ積み木で遊ぶ。
様々な形があった方がいいと思うかもしれませんが、1歳2歳はまだ積み木に慣れてない状況だと思うので直方体や立方体のみの積み木で十分です。
他の形は「難しい」と思う要因を作るかもしれません。
直方体を横にして、同じ直方体を縦に積んでいて、次に円柱や三角形のものを選んで、その上に直方体を置こうとしたら崩れるか、積めないか、少しは積めるかになってしまう。可能性を潰したり、難しさを感じてしまうから注意が必要なのです。
童具館の積み木を購入する前に考えてほしいこと
積み木を購入する上でまず考えるのが積み木の「基尺」です。
童具館は4.5cm積み木、3.0cm積み木の2種類が主な基尺になります。
積み木は創造玩具なので積み木と合わせた遊びが醍醐味になります。積み木に合わせる遊びで1番面白いのがクーゲルバーン(球の道)です。積み木の基尺とクーゲルバーンのサイズなどを先に考えて積み木は購入することをお勧めします。
失敗しない積み木の選び方は基尺と将来性が大切になることを解説
さらに最初から様々な形の積み木が入ったものは購入をお勧めしません。
【超重要】子供を積み木好きにさせる5つのポイント

先ほど述べた「積み木で遊ばない理由」をすべて改善すれば積み木が好きになると言えます。
ですが全てを改善することは難しいと思いますので、そこで私がオススメする5つの方法を試してほしい。
- 溢れているおもちゃの断捨離が必要
- 積み木で作った作品や過程をしっかり褒める
- 積み木を日常の習慣化する
- タイミングを見極め遊び方の手本を見せる
- 難しいところは一緒に乗り越える
5つのポイントは主に親が積み木で一緒に遊ぶことが必須になってきます。
溢れているおもちゃの断捨離が必要
先ほど積み木で遊ばない理由の一つに述べましたが子供はいろいろなおもちゃに興味を示します。
遊んでほしいおもちゃで遊ばないことはよくあると思います。
溢れすぎてるおもちゃは整理することをお勧めします。
さらに遊んでほしいおもちゃは子供自身で出して遊べるところに置くことが効果的です。私の場合は、積み木やクーゲルバーン、絵本やパズルなどは子供が簡単に遊べるようにリビングに設置しています。
その効果もあって、保育園から帰ってきたらすぐにリビングのおもちゃで遊ぶようになりました。
積み木で作った作品や過程をしっかり褒める
子供は親の反応を見ています!
言い方は悪いですが、親が喜んでくれることをしたがります。
子供が積み木で遊ぶことや、積み方、崩し方、作品ひとつひとつに親が反応してくれることで、もっともっとと子供は頑張るものです。
積み木を日常の習慣化する
親子で積み木で遊ぶ習慣を乳幼児期から作ってあげる。
小さい頃から親子で積み木遊びが身についていると、子供は積み木をしたら親が一緒に遊んでくれると思い、自ら積み木で遊ぶようになります。
できるときに積み木で一緒に遊んでください。
毎日10分程度でもいいです。
タイミングを見極め遊び方の手本を見せる
年齢にもよりますが積み木で遊べることが増えてきます。
1歳頃は舐めたり、投げたり、積んだものを崩したりするのが楽しいです。そして2歳になると積むことや並べることが楽しくなってきます。
難しいところは一緒に乗り越える
1歳2歳3歳は自分で思うように上手く行かないとくじけます。
自分で積みたいところまで積み木がつめない!
この感覚をいっぱい味わうと「積み木は面白くない」となり積み木で遊ばなくなります。しっかり観察してサポートしてあげて下さい。
失敗しても「一緒にもう一回やろ?」「おしかったね。あと少しだったね」「積み方が上手だったよ」など声かけも行ってください。
【まとめ】子供が積み木で遊ばない理由

子供が積み木で遊ばない理由は8選あると解説しました。
- そもそも積み木のやり方や楽しさを知らない
- いろいろなおもちゃで溢れている
- 親の強制感がある
- 積み木を与えるタイミングがよくない
- 一時的に飽きているだけ
- 与える積み木がよくない
- 積み木の数が足りない
- 積み木にもの足りなさを感じている
8つの積み木で遊ばない理由を改善したら遊ぶようになります。ただ個人差はあると思いますが、私の経験から多くの子供が積み木好きになりました。
さらに子供が積み木を好きになってもらうには5つのポイントもあります。
- 溢れているおもちゃの断捨離が必要
- 積み木で作った作品や過程をしっかり褒める
- 積み木を日常の習慣化する
- タイミングを見極め遊び方の手本を見せる
- 難しいところは一緒に乗り越える
5つのポイントを見てわかる通り親の姿勢がとても大切になるということです。
「親が積み木遊びが好き」この気持ちが子供に伝われば「子供も積み木遊びが好き」になります。