なぜ積み木なのか?
それは乳幼児期の遊びの中で最も知育効果が高いからです。
乳幼児期の遊びの中で知育効果が高いと言われる遊びは、もちろん自然の中で遊ぶ体験など様々ありますし、自宅でおもちゃを使った遊びでも積み木以外にありとあらゆるものがあります。
ですが積み木遊びは総合的にも知育効果が高いから取り入れるのです。
まず積み木の知育効果を知っておいて損はないです↓
積み木で遊ぶ3歳半の息子
じゃあ積み木は何歳から取り入れるのがいいの?
そこに関しては早ければ早い方が良いというのが解答です。
息子は積み木遊びが大好きな子どもに成長しましたが、本格的に積み木遊びをしだしたのは1歳7ヶ月ぐらいだったと思います。
それまではあまり積み木で遊ばなかったのが正直なところです。
積み木で塔を作る3歳半の息子
何でそれまでは積み木で遊ばなかったのか?
それについては単純に0歳から遊べる積み木を用意してあげなかったからだと今になって後悔しています。
もっと早い段階で0歳でも楽しめる積み木を用意してあげなかったのかと思っています。
【私の後悔と思い】
そこでこの記事では積み木好きに育った息子の経験を踏まえて、私が後悔していることも含め「0歳から理想の積み木の与え方」を、積み木遊び好きな子に育ってほしいと思っている親に向けて本気で考えました。
※この通りに与えれば「積み木遊び好きな子に育つ」というものではありませんが、積み木遊びが好きになる「ある程度の理想的な積み木の与え方」はあると思っています。
もちろん子どもによる個人差はありますが「戦略的なおもちゃの与え方」は子どもが好きになる遊びに大きく影響すると感じています。
本気で厳選した0歳に与えたいおすすめの積み木
子どもが0歳のときはどんな積み木がおすすめなの?
- 持ちやすい大きさの積み木
- 音が鳴る積み木
- 色がはっきりしている積み木
さらに0歳に大切なのは木製玩具遊びでの土台(基礎)も必要です。
おもちゃが木製であることで材質から子どもの五感を刺激してくれて感じたり、シンプルな仕掛けを楽しむことや発見があることを楽しむ土台を作るには木製玩具が効率的です。
これらを踏まえると0歳に自宅環境に用意してあげたいおすすめ積み木が2つあります。
ジーナ社 ベビーキューブ
出典:楽天公式
まず初めにベビーキューブです。
ベビーキューブは基尺サイズ4.0cmで6色が2つずつ入って計12個の立方体です。
それぞれ違う音色がなるように鈴や木片などが入っており、赤ちゃんが興味を示すような積み木となっています。
人気があるので時期によっては入荷待ちになることがある積み木なのでお早めに購入するのがベストです。
欲しいときにないのが1番悲しい。
0歳半ぐらいから座るようになったり、物が見えてくる頃にお勧めしたいです。
強すぎない色彩の積み木で、音が鳴る積み木は赤ちゃんの五感や興味を引き出してくれます。
出産祝いでもらったジーナ社のベビーキューブを掴めるようになった🙌🏻色の好みがあるらしく、なぜか紫だけ手に取らない(笑) pic.twitter.com/DOuVnviXYa
— いかやま (@a_icayama) April 1, 2018
ネフ社 リグノ
出典:Amazon公式
そしてリグノです。
リグノは積み木を超えた積み木と言われています。
その理由は積み木とブロックの違いにありますが、積み木とブロックの違いは「繋がるか繋がらないか」です。
こちらの動画で詳しく説明されています。
動画に関しては日本知育玩具協会の理事長を務める藤田篤先生が積み木リグノの素晴らしさを伝えてくれています。
0歳後半ぐらいから1歳前半ぐらいで与える積み木の王道がリグノとネフスピールです。
私も息子に0歳後半ぐらいからリグノとネフスピールを与えてみたかったと後悔しています。
これから自宅環境に積み木を用意しようと考えている方は私のように後悔してほしくないと思っています。
本気で厳選した1歳に与えたいおすすめの積み木
3歳になるとこんな創造をつくり遊びます
子どもが1歳のときはどんな積み木がおすすめなの?
- 持ちやすい大きさの積み木
- 色がはっきりしている積み木
- 追視ができる球が転がる積み木
1歳前半も0歳同様に持ちやすい積み木や、色がはっきりしている積み木がおすすめです。
さらに1歳半ぐらいになったら追視ができる球が転がるクーゲルバーンで遊べる積み木がおすすめです。
これらを踏まえると1歳で自宅環境に用意してあげたい積み木が2つあります。
ネフ社 ネフスピール
出典:Amazon公式
0歳1歳での購入がおすすめです。
ネフ社の積み木ネフスピールは0歳から大人まで本当に楽しめる素晴らしい積み木です。
子どもがいくつになってもネフスピールは欲しくなりますので1歳ぐらいから1セットだけでも持っておいて損はないです。
年齢が4歳5歳になってもしっかり使えるので心配いりません。
※こちらの動画も日本知育玩具協会の理事長を務める藤田篤先生が積み木ネフスピールの素晴らしさを伝えてくれています。
ネフスピールは本当に長く遊べる素晴らしい積み木です。
単体でも十分楽しめるのですが、ゆくゆくはキュボロに合わせることもできるので1歳頃から持っていて損はないです。
突然やけど、今こそネフスピールの素晴らしさを伝えたい
可愛いし、めっちゃいろんなバリエーションで積めるから永遠に遊べるし、大人も子供も楽しめる
話題のキュボロや他の積み木とも組み合わせられるから可能性無限大!!! pic.twitter.com/4fsHKeEuL0— あすか (@aska_tw) July 17, 2020
HABA社 ベビークーゲルバーン
出典:Amazon公式
1歳半ぐらいからおすすめです。
そしてHABA社のベビークーゲルバーンは1歳半ぐらいからが対象年齢になっています。
この1歳半ぐらいの時期からベビークーゲルバーンで組み立てて球が転がる道を作る遊びをしておくと、3歳ぐらいから本格的な組み立てクーゲルバーンに移行するときにスムーズになります。
子どもだけでは最初は難しいので、手本を見せながら一緒に遊んでいるとそのうち子どもが自分の作品を作るようになります。
これには感動します。
HABA社のベビークーゲルバーンを持っていれば、4歳のおすすめ積み木で紹介するHABA社の組み立てクーゲルバーンと規格が一緒なので合わせて遊ぶことができます。
本気で厳選した2歳に与えたいおすすめの積み木
2歳8ヶ月の息子が1人で煙突作り
2歳ぐらいになると積み木の「積む」「並べる」が出来るようになってきます。
そして私が大切にしてきた2歳ぐらいの積み木は「直方体」と「立方体」のみで構成された積み木セットです。
正三角形、二等辺三角形、円柱はいらないの?
私は2歳では必要ないとも思っています。
なぜかというと2歳ぐらいはようやく「積む」「並べる」が出来るようになる時期、正三角形や円柱などを使うと積むことや並べることに終わりが来てしまうからです。
積むことや並べることが楽しい!と思え、どんどんどんどん積みたい!並べたい!そんな意欲を大切にしてほしいと思います。
他の形が悪いと言っているわけではなく2歳ぐらいは「直方体」と「立方体」のみで十分楽しめると言っているのです。
直方体と立方体だけで子どもはいろいろなモノに見立てることができますし、素晴らしい積み木作品を作ることができます。
なのでまず白木の積み木を用意するときは「直方体と立方体」のみで構成された積み木セットや、直方体のみのセット、立方体のみのセットを購入することをお勧めします。
息子2歳頃:直方体と立方体だけで遊ぶ姿
積み木の量はどのくらいがいいの?
年齢×100個が理想と言われています。
(例)2歳なら200個ですね。
そんなに使うの?と思うかもしれませんが使いますし、むしろ足りないくらいです。
子どもに積み木が足りない!と思わせたら親の負けぐらいな感覚で揃えてほしいです!
積み木が足りないと子どもの創造は止まります。
子どもの創造を止めないように環境を提供してあげてほしいのです。
小さな大工さん 直方体30個 立方体20個のセット
そうなるとどの積み木がおすすめ?
私が考える初めて購入するおすすめ白木の積み木セットは小さな大工さんの商品で基尺サイズ4.0cmの直方体30個、立方体20個のセットです。
積み木の質、コスト、今後の拡張性を考えても素晴らしい商品です。
小さな大工さんの積み木です。
基尺4.0cmで収納箱あり、面取りなし、無塗装でコスパ良く直方体30個と立方体20個のセットです。
本気で厳選した3歳に与えたいおすすめの積み木
息子3歳半頃:三角形や円柱も使って街作り
さて3歳の積み木はどのように考えるのか?
私の考えは3歳前半ぐらいは2歳の延長で良いと思います。
この時期は積み木が本当に上手になってきます。
直方体と立方体を増量しながら、一緒に積み木遊びをする習慣があれば子どももどんどん積み木で素晴らしい表現をするようになります。
そして3歳半ぐらいになると思考が備わってきます。
子どもが自ら考えながら積み木を使って作品を作る機会が増えてくると思います。
この思考が備わってくる時期ぐらいに「違う形の積み木」を入れていくのがおすすめです。
- 3歳前半は直方体と立方体の増量
- 3歳半ぐらいからあらゆる形の入った積み木を足す
息子3歳半頃:いろんな形の積み木を取り入れる
小さな大工さん いろいろな形の積み木が90個入ったセット
2歳頃におすすめの白木積み木を紹介したのは小さな大工さんの基尺サイズ4.0cmでしたが、そこに合わせてこちらの積み木セットがお勧めです。
※長い積み木、円柱、三角形、アーチなど他様々
本気で厳選した4歳に与えたいおすすめの積み木
息子4歳頃の作品自分の世界を表現している
4歳になると積み木技術や創造力、表現力がグッと上がります。
もちろん2歳3歳の基礎があればと思いますが、どの年齢から始めても積み木遊びを好きになる子はいます。
童具館のアトリエに行ってこの目で見ているのでそこは感じます。
4歳頃におすすめの積み木を紹介したいのは組み立てクーゲルバーンです。
組み立てクーゲルバーン(球の道)は自分で組み立てて、積み木と合わせたりしながら球が転がる道を作る積み木遊びです。
難しさはありますが知育効果も高く素晴らしい遊びです。
3歳頃の購入でも良いと思います。
息子は3歳頃から一緒に組み立てクーゲルバーンで遊んでいます。
息子が作った3歳頃のクーゲルバーンはこちらになります。
3歳息子が組み立てクーゲルバーンの支柱を積み木で上手に作れるようになってた。クロスする積み方や、積み木の高さ感覚、微調整が必要な細かいところ。いっきにレベル上がった感じ。後で息子の作品はツイートします。ただその前に積み上げ見て!素敵✨ pic.twitter.com/pZKI661BV2
— れんし@知育大好きパパ (@Rennshi2) November 25, 2021
そして完成したのがこちら↓
これこれ〜✨
3歳息子組み立てクーゲルバーン作品
全部1人で作ったよ✌️上手くできないところだけ息子からイメージを聞いて私がアドバイスしただけ😊
上手でしょ?😳 pic.twitter.com/KzvsXQ4qGo— れんし@知育大好きパパ (@Rennshi2) November 25, 2021
HABA社 組み立てクーゲルバーン
組み立てクーゲルバーンも各社様々ありますが、積み木基尺サイズ4.0cmに合うものはHABA社の組み立てクーゲルバーンか、スカリーノ社のスカリーノになります。
私がはじめて購入する組み立てクーゲルバーンでおすすめする商品はHABA社の組み立てクーゲルバーンです。
もっと詳しくクーゲルバーンを知りたい方はこちら↓
本気で厳選した5歳に与えたいおすすめの積み木
息子4歳頃の作品:すべてのおもちゃを自分の世界にしてしまう技術
5歳になると積み木でも子ども自身で選択して遊びます。
ジオラマ作りや思考して創造することがしっかりできるようになるので、少し難しいものでも自ら挑戦するようになります。
そうなると環境に用意したいのはキュボロになります。
【キュボロについて私の考え方】
5歳頃にキュボロ?遅いのでは?と思う方もいると思いますが、3歳で将棋界のカリスマ藤井聡太棋士遊んでいたとされて皆様の認識が3歳ぐらいで与えれば遊ぶだろうと思っている方が多いです。
ですが実際、キュボロを3歳で遊び込めるものではありません。
藤井聡太棋士のように我が子も3歳でキュボロを遊び込める!と思っていはいけません。
せいぜいちょろっと遊ぶぐらで「これは楽しい!」と遊び込める子はなかなかいません。
3歳でキュボロを与えてはいけない!と言っているのではなく、早すぎるは難しくて、子どもが積み木を簡単に嫌いなるリスクもありますので見極めが大切です。
早くから与えたいのであれば、与えてみて子どもの反応を確認して悪ければ時期が来るまで収納しておくのが良いと思います。
クボロ社 キュボロ
キュボロの対象年齢は5歳からとされています。
キュボロは3歳ぐらいから与えても良いと思いますが、子どもがまったく遊ばず後悔したという方も多くみられます。
与えてみて反応がイマイチなら一旦収納して、3歳はしっかり白木の積み木で遊び込む積み木遊びをたくさんするのが良いです。
積み木遊びが楽しい!が第一です。
ここでファースト積み木のリグノやネフスピールが活躍します。
もちろんキュボロだけでも十分楽しめますが、リグノやネフスピールは基尺が5.0cmなので一緒に合わせて遊ぶことができます。
ですがキュボロは他の積み木と組み合わせて遊ぶというよりキュボロのみで迷路道を作る意識で遊ぶことに子どもは意識が行きます。
なのでキュボロに関してはあまり組み合わせを考慮しなくても良いかもしれませんね。
キュボロはネフスピールとリグノも使うと高さを出せていい☻
動物たちが見守る中ビー玉がゆく。
オストハイマーの動物本当に可愛い好き……。 pic.twitter.com/JRMHGi59gO— へのの5y+1y (@henonoikuji) April 17, 2021
【まとめ】0歳~5歳年齢別で考えた積み木の与え方
4歳息子の芸術的な積み木作品
乳幼児期の遊びで積み木は本当に素晴らしい知育効果があります。
積み木好きな息子も1歳から積み木遊びを中心にしてきたことで、レゴクラシックや他の遊びも素晴らしい作品を多く作るようになりました。
積み木遊びで「遊びの土台」を作ったと今となっては思います。
そんな積み木遊び好きな息子ですが私の中で少し後悔していることがあります。
それが0歳からの積み木です。
その頃は私もあまり積み木遊びを考えていなかったのが正直なところです。
ですが、今から子どもに積み木遊びをしてほしい!と考えている方に私の理想とする0歳からの年齢別積み木の与え方をここに残しておきます。
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