息子が3歳頃に生後半年の子どもがいる友人が我が家に遊びに来たときの話です。
え?子どものおもちゃは木のおもちゃしか買わないの?
我が家の息子のおもちゃを見ながらこんなことを聞かれました。
確かに我が家は息子のおもちゃに関して木製玩具が中心です。
ただ「木のおもちゃしか買わない」という考えではなく、息子のおもちゃを追求していった結果、木製玩具中心のおもちゃのラインナップになっていたのです。
生後半年の息子さんがいる悩める友人ママは「子どものおもちゃについて何も考えたことがない」と言っていましたので、子どものおもちゃの重要性について話をしました。
その一部を紹介します。
まずは子どものおもちゃの重要性を説明しました。
子どものおもちゃの重要性について
世界的に有名な発達心理学研究者であるロシアのヴィゴツキーは子どもの遊びに関してこのように説いています。
「遊びとは子供たちが自分の能力の最近接領域の獲得のために活動するものなのだ」
発達心理学研究者 ヴィゴツキー
【最近接領域とは】
子どもが一人でできる限界と援助があれば成し遂げられる境界のこと言います。
要するに子どもは「遊び」で「成長」するということです。
さらにおもちゃは子どもの「遊び=成長」の「援助」の役割を果たす重要なものになってくるとも受け取れるのです。
【私がおもちゃの重要性で伝えたこと】
とにかく子どもの「遊び」は「成長」するということ。
ということは子どもに与えるおもちゃで「遊び」は変わり「成長」も変わる。
与えるおもちゃは子どもの成長に大きく影響することを伝えました。
もっと詳しくおもちゃの重要性について知りたい方は↓
それから木のおもちゃの良さを説明しました。
木のおもちゃの良さは?
木のおもちゃの良いところは?
細かく説明すると多くなり長くなるので大切なことを2つ説明しました。
- 木のおもちゃは素材自体に素晴らしい効果がある
- 木のおもちゃは能動的な遊びの土台を作ることできる
それぞれ説明していきます。
木のおもちゃは素材自体に素晴らしい効果がある
木は素材で人間の五感を刺激してくれる。
ぬくもりや心地良さ安心感を与えてくれます。
さらに木が商品になっても気候の水分量で質感などが変化するので、それが1番人肌に近い素材とも言われています。
木の材質だけで五感を刺激してくれるので赤ちゃんの頃から木製玩具は触れさせたい。
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木のおもちゃは能動的な遊びの土台を作ることができる
木のおもちゃは能動的な遊びの土台を作るうえで最適です。
木のおもちゃは複雑な作りはできないからこそシンプルです。
それにより子どもが自発的に関わらなければ楽しめないものが多く、さらには創造性を膨らませて遊びを組み上げていくことが自然と育まれていきます。
赤ちゃんのときから木のおもちゃ(シンプルなアナログ玩具)で遊び込む経験が、能動的な遊びの土台を作ります。
そして次に木のおもちゃについてのデメリットを説明しました。
木のおもちゃのデメリットは?
木のおもちゃもデメリットはあります。
木のおもちゃのデメリット
- 素材が重く値段が高い
- 湿気に弱く手入れに手間がかかる
それぞれを経験から説明します。
素材が重く値段が高い
もちろん木製はプラスチック製に比べ素材自体が重いです。
重いといっても赤ちゃん用の木製玩具は、赤ちゃんが持てないほどの設計では作られていませんので木製玩具の重さはあまり考えなく良いと思っています。
年々、木製玩具の値段も上昇しています。
今の時代は木のおもちゃの効果を含め、それだけ希少価値があるものとされていますので価格も高騰しています。
木製玩具を子どもに手頃な価格で用意してあげたい方はおもちゃのレンタルを利用するのがおすすめです。
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湿気に弱く手入れに手間がかかる
木製は湿気に弱いですが、日常生活を送れる場所での保管は問題ありません。
というのも、あまりにも湿気が多いところで木のおもちゃを保管すると、カビが生えたり水分を含んで膨張したり、劣化が早まることがあります。
ですが、普通に生活している部屋での湿気程度では問題ないでしょう。
木製玩具が多い我が家では木製玩具の消毒にこちらを使っています。
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年齢別の木のおもちゃおすすめ玩具
じゃあ年齢別でおすすめの木のおもちゃを教えて!
息子が0歳のときから木製玩具を中心に与えてきた経験から、年齢別でおすすめする木のおもちゃをいくつか厳選して紹介します。
0歳頃の木のおもちゃおすすめ玩具
0歳頃におすすめの木のおもちゃを厳選して2つ紹介します。
ミッキー社(MICKI)ポストボックスは知育玩具の代表的な型はめ積み木です。
1歳頃はできなくても徐々に出来るようになってきます。
これから積み木をやらせたい!と思っているのであれば積み木の始まりには最適な玩具です。
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歯固めといえばネフ社のドリオです。
我が家はおそらく購入したのは息子が生後3ヶ月頃だったと思います。
ネフ社の木製歯固めラトル(ガラガラ)は全部可愛いですし、赤ちゃんが持っているだけで五感も刺激してくれます。
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1歳頃の木のおもちゃおすすめ玩具
1歳頃におすすめの木のおもちゃを厳選して2つ紹介します。
自立に最強のおもちゃはおままごとキッチンです。
おままごとキッチン遊びは生活習慣の吸収や、見立て遊び能力を高める知育効果があります。
シュタイナー教育のルドルフ・シュタイナーも「見立てる」能力は乳幼児にしっかり伸ばしてあげる能力と説いています。
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木製レール電車は遊びの土台を作ります。
プラレールじゃないの?と思うかもしれませんが、私の考えはプラレールも素晴らしいおもちゃですが、その前に木製レール電車は取り入れたい遊びです。
その理由はいくつかありますが、基本的に1歳2歳は電池など自動で動くおもちゃの前に、自分自身で動かして、物の道理を学んでいくことからがおすすめです。
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2歳頃の木のおもちゃおすすめ玩具
2歳頃におすすめの木のおもちゃを厳選して2つ紹介します。
私は1歳2歳3歳でも積み木遊びはとにかく推しているおもちゃです。
なぜ積み木遊びを推すのか?
それは積み木遊びで育まれる知育効果が幼少期の遊びでもっとも高いからです。
息子で感じますが積み木遊びをとことんしたことで「創造力」が本当に育まれたと思っています。
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HABA社のスティッキーは親子で楽しめます。
遊びのルールや思考力、集中力を育めるおもちゃなので2歳頃からルールの意識づけの導入に適したおすすめのおもちゃです。
今日は息子の提案で勝負する遊びが多かった。メモリー2種に始まり、カルタ、スティッキー、パターンゴム90度右回。遊びは螺旋状に繰り返す。戻って来るから環境には置いておく。 pic.twitter.com/0CBZWzTGyJ
— れんし@積み木っ子の父 (@Rennshi2) October 4, 2022
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3歳頃の木のおもちゃおすすめ玩具
3歳頃におすすめの木のおもちゃを厳選して2つ紹介します。
カタミノは図形センスや思考力、さらには忍耐力集中力を育むのに最適なパズル玩具です。
対象年齢が3歳~99歳と幅広く遊べます。
遊びやすい問題集もついていて問題数はなんと500問!解答パターンは36,057通りもあり長く使えて知育効果も抜群です。
クーゲルバーン(球の道)と積み木は最高の知育になります。
息子が2歳頃に購入し3歳の頃には球の道を作るようになりました。
難しさはありますが、積み木と組み合わせて遊べるので創造力が育まれますし、思考力、物の動力の本質、さらには能動的な遊びの土台も作ってくれます。
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4歳頃の木のおもちゃおすすめ玩具
4歳頃におすすめの木のおもちゃを厳選して2つ紹介します。
ブリオビルダーは創造力が育まれる。
我が家は息子が3歳の頃に買いました。
工具系の創造玩具であり素晴らしいおもちゃです。
ただ部品の着脱などの固さが3歳では難しく感じるかもしれませんので4歳頃におすすめとしました。
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16点コース素敵✨👏 pic.twitter.com/CK6r6e3BAs
— れんし@積み木っ子の父 (@Rennshi2) January 26, 2023
キュボロのトリッキーウェイファサール
高額なキュボロを購入したけど遊ばなくて後悔しているという声をよく聞きます。
まずはキュボロより安価なトリッキーウェイファサールで遊んでみて楽しめそうならキュボロを購入するのがおすすめです。
4歳にオススメの木製玩具をもっと見たい方は↓
【まとめ】木のおもちゃはメリットが満載
木のおもちゃはデメリットもありますがメリットがデメリットを凌駕します。
材質自体が五感を刺激するのは「木」しかありません。
赤ちゃんの頃から木のおもちゃ中心に育てることは、おもちゃで遊ぶだけで能動的な遊びの土台を作ることになります。
「能動的な人間」は自分から積極的に動ける人間であり、チャレンジ精神力が高く、好奇心も旺盛であります。
これからの時代、いや社会にでてから上手く歩んでいける人間ということです。
あまりにも先のことを言いすぎて現実味がないかもしれませんが、能動的な人間になるには能動的なことを積み重ねるのが効果的です。
それが幼少期から木のおもちゃ(シンプルなアナログ玩具)で遊ぶことに繋がるのです。
実際、まったく同じではありませんがこの様な内容を話したことを覚えています。
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